最新の各種調査によると、ランサムウェア攻撃を受けた企業の被害は、平均で数週間の操業停止、数億円から数十億円もの損失額に及ぶという。さらに、データやシステムの暗号化にとどまらず、機密情報を盗み出したうえで“確実に”脅迫を行う「二重脅迫」の攻撃手法も一般的になった。企業が被害を軽減するためには、機密情報の保護とインシデント発生後のいち早い事業回復が必要だ。 日本オラクルは2025年12月11日、データレジリエンス(重要データの回復性)をテーマとした説明会を開催した。Oracle Database向けのバックアップソリューション「Zero Data Loss Autonomous Recovery Service(以下、ZRCV)」を取り上げ、RPO(目標復旧時点)の最小化や迅速な復旧を可能にするその仕組みや、ランサムウェアへの耐性も含めた従来のバックアップ手法との違いなどを紹介した。