3Dプリントで伸縮するギミックを持つおもちゃを製作する場合、可動部の精度確保が課題になる。特に高さのある細い部品を一体造形すると、プリント中の揺れやレイヤーシフトで可動部が融合し、スムーズに動かなくなる問題が生じる。 MeasureOnce氏は、3Dプリント可能な折りたたみ式のねじれ剣「Collapsible Twisting Sword – MK2」を設計し、2025年11月6日にMakerWorldで公開した。この作品は、螺旋状に配置された複数のブレードが柄の中から回転しながら伸び出す構造を持つ。 同氏はこの剣のオリジナルバージョンを以前に公開していたが、プリントインプレイス(一体造形)方式だったため、複数のユーザーから造形の問題が報告されていた。高く細いブレード部品が造形中に上部で揺れ、リンク部分が融合してスムーズに伸縮しなくなることがあったという。 組み立て方式による造形品質の向上